GREETING

館長挨拶

日本画家秋野不矩は旧天竜市(現浜松市天竜区)に生まれ、新しい日本画の創造を目指し、「創造美術」(現:創画会)の結成に参加し、独自の表現を確立させました。
また、1998年に開館した秋野不矩美術館は、藤森照信氏による地元の天竜杉等の自然素材を生かしつつ、秋野不矩作品の魅力を最大限に引き出す空間をもった美術館です。

秋野不矩作品から放たれる人種や民族、国境を越えて人々の生命の本質に訴えかけるメッセージやエネルギーを地域や全国、世界へ発信し、不矩の魅力や創造力を所蔵品展や特別展を通して、不矩の人柄や目指したものを分りやすく発信しながら、不矩の画業とその生涯及び功績を次世代へ継承していきたいと考えています。
また、秋野不矩美術館は、登録博物館であり、社会教育施設として様々な機能とを持っています。次のような本館の魅力をさらに高めていきたいと考えております。

  • ■ 秋野不矩の顕彰・発信の拠点施設としての魅力
  • ■ 芸術文化振興と生涯学習の推進拠点としての魅力
  • ■ 地域にとっての誇り「シビックプライド」の醸成拠点としての魅力

秋野不矩美術館は、地域の様々な資源との相互連携による多様な芸術文化事業、生涯学習事業を展開し、一層の発展・充実を目指すところであります。
皆様の御支援・御協力を心よりお願い申し上げます。

2022年4月1日
浜松市秋野不矩美術館 館長 鈴木 英司
(指定管理者:
公益財団法人浜松市文化振興財団)